2006年05月13日

三鷹『桂庵』。

蕎麦屋へは久しぶりです。

もう5月も中旬だというのに、冬の冷たい雨を思わせる寒い日に

なりました。

『桂庵』はそれでも店に入ってすぐに上着を脱げる暖かさがあり、

重厚な扉近くのカウンターに座り、ほっと一息。

katsuraan1.jpg

概観と言い店内と言い、確かに料理屋の風情でしたが、恰幅のいい

若旦那(?)の笑顔で二安心。

まずはビールと「黒豆」「湯葉さし」「しめ鯖」をたのみました。

katsuraan2.jpg

久しぶりの湯葉は、わさび醤油に浸しさらにその上に爪の先ほどの

わさびを乗せて戴きました。わさびの風味がなんともいえません。

カウンターで何かおろしていたのはこのわさびでした。きっと。

ところで外見がイタリア人のおいらは・・・ごめんなさい、うそです。

外見がイタリア人なのは、今おいらがお世話になってる会社のTFK

さんです。

この黒豆を食べておいらは日本の国の人で幸せだったかもと、初めて

思いました。

外国人でもこの黒豆の甘さを楽しめたかもしれませんが、あんみつの

ように甘くおいしい『つゆ』の中にありながら、噛んだ時の豆の甘さ

のおいしいこと!絶対日本人にしかわからない旨さに違いない!

間違いない!by・・・誰だっけ?

最後はいつもどおりせいろそばで。

katsuraan3.jpg

もう一人厨房というか、カウンターの中でそばをゆでていたのが年配の

おやじさん。

おやじさんがそばをゆでているときに不思議な光景を目にしまして。

ぐつぐつ沸かせた釜のふたを開け、そばを入れるとこまでは普通でした。

でもそのあとそばを釜から上げるまでの間、おやじさんは頭上にある

回っていない換気扇のステンレスの枠を何度か見ていました。

っと、1分経ったか経たないうちに、そばは手際よく釜から上げられ

ました。

はい、問題です。by児玉清

おやじさんは何によってそばを上げるタイミングを計っていたので

しょうか?

察するに、おやじさんのそばの上げ時は、そばを爪でつぶすでもなく、

ましてやそばを壁にぶつけて付き具合で確かめるわけでもなく、

それは換気扇のステンレスの枠にどれだけの湯気が付くかで決まるの

です(多分)。

そばの腰は絶妙でした。

そしておやじさんの職人芸も絶妙でした。

posted by hinata at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 蕎麦屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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